【ヘアドネーション体験】髪の毛を寄付してみた【必要な長さ・寄付できる髪・できない髪・ドネーションの仕方】

 

初めてのヘアドネーション

少し前になりますが、伸ばしていた髪をばっさり切ってヘアドネーションをしてきました。

ヘアドネーションとは

ヘアドネーションは寄付された髪で医療用ウィッグをつくり、頭髪を失った子供に無償で提供する活動です。

日本では2009年に始まり、徐々にその活動は広がっています。

1人の子のウィッグをつくるのに、20人から30人の髪の毛が必要と言われています。

活動している団体

活動している代表的な団体は以下の3つ。↓

  • 特定非営利活動法人Japan Hair Donation &Charity

  公式→https://www.jhdac.org/

  • 特定非営利活動法人HERO

  公式→https://hairdonation.hero.or.jp/

  • 株式会社グローウィング「つな髪プロジェクト」

  公式→https://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/

寄付できる髪の色と長さ

髪の質に関する基準は寄付する団体で違います。

特定非営利活動法人Japan Hair Donation &Charityはカラー、パーマ、ブリーチ、くせ毛、白髪などでも全く問題ないそうです。

特定非営利活動法人HEROはしっかりとトリートメントケアされている髪ならばカラーやパーマは問題ないとのこと。白髪についての記述は見つけられませんでした。

株式会社グローウィング「つな髪プロジェクト」は髪の質の基準は最も厳しめでした。

カラーは可でしたが、パーマやブリーチはNGで、白髪も寄付できないそうです。

 

寄付する髪の長さは原則として31㎝以上ですが、「つな髪プロジェクト」は15㎝以上でOK。

今回私は31㎝寄付しました。

残したい長さ+31㎝の長さが必要なので、伸ばすのにかなりの時間がかかります。

私は今回の寄付のために3年間髪を伸ばしました。ちなみに人間の髪の毛は月に約1㎝伸びると言われています。

美容師さんによると、「今欲しいのは50㎝以上」だそうです。

寄付された髪は2つ折りにしウィッグにするそうで、30㎝の長さではショートのウィッグにしかならないのです。

頭髪を失った子は長い髪への憧れも強いので、50㎝以上の髪の需要が高いのだとか。

「つな髪プロジェクト」は何故15㎝以上でOKなのかと言うと、31㎝以下の髪は「髪の毛付きインナーキャップ」に使用されているからです。

また、カットの際に基準に満たない長さの髪も出てきますが、それらも捨てられることなく研究に使われたり、カットマネキンの素材として使われるそうですよ。

ヘアドネーションの仕方

髪の毛は自分で切って発送しても良いそうです。

しかしその後どのみち美容院で整えてもらう必要があるので、私はヘアドネーション賛同サロンで切りました。

賛同サロンでは書類の記入や郵送なども代わりに行ってくれます。

いきつけの美容院で切りたい場合は、美容院の予約時にヘアドネーションをしたい旨を伝え美容院の許可をもらう必要があるそうです。

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Japan Hair Donation &Charityでしたら、サイトにこのような説明書があるので、こちらを見せれば早いと思います。郵送などは自分で行います。

個人的には慣れている賛同サロンでお願いしたほうがトラブルもなく、気持ちよくドネーションできると思います。

賛同サロンについては、各ホームページに検索システムがあるのでそちらを利用しましょう。

地域によってはまだ賛同サロンが少ない所もあります。

寄付する団体を決める前にどこに賛同サロンがあるのか確認したほうが良いかもしれません。

寄付をする時に注意したいこと

湿っている髪は雑菌やカビが生えやすいため送られるととても困るそうです。

整髪剤なども付けてはいけません。

カットの前に髪を濡らす美容院は多いと思うので、賛同サロン以外でカットをする際はきちんと説明しましょう。

寄付証明書はもらえる?

特定非営利活動法人Japan Hair Donation &Charityは希望者に受領証を出しています。

特定非営利活動法人HEROは証明書の類は一切出さないそうです。

そして株式会社グローウィング「つな髪プロジェクト」は希望者に認定証が発行されます。

私は証明書は発行希望しませんでしたが、お子さんがドネーションする際などには記念に良いかもしれませんね。

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます♪